大手リサイクル企業がやっている古着屋の経営方法をこっそり教える、禁断の情報です

15.リサイクルショップの買取り手法~基本編~

リサイクルショップ形式の古着屋経営でとくに重要なのは「買取り」です。

お客様からのお買取りが“メインの仕入れになる”ので、人気アイテム良い品質の物をどんどん買取らなければなりません。

ではどうやって「人気アイテム」を集めていけばいいのでしょうか?

まずは買取りの基本的なことから書いていきたいと思います。

「13.古着の買取りをしよう!」の記事で買取りの一般的な流れを書きましたが、今回は「商品を集める方法」についてです。

 

はじめに、買取りを開始するよりも前に、「買取可能」な物と「買取不可」の物を明確にしておかなければなりません。

せっかくお客様にお買取り品を持ち込んでいただいても、店側が「これは買取不可だから」と拒絶してしまっては、お客様にとって二度手間になってしまいます。

チラシを配るときには必ず「買取可能な物と不可の物」を明記し、さらに店内の人目につきやすい場所にも掲示しておく必要があります。

この「買取できる物」と「買取できない物」をどんなジャンルの物にするかは、実際にお店を経営されるかたによって異なると思います。

お店で「扱える商品」と「扱えない商品」を、できるだけたくさんの人に知ってもらいましょう。

例えば、

・「お買取りできないアイテム」

×状態が著しく悪くなっているもの

×偽造品やコピー品など

×制服、ユニフォーム、体操着

×ウェディングドレス

×開封済みの化粧品・香水

×使用した下着、靴下、タオル、ハンカチ、水着

×家具、自動車、バイク

・「お買取りできない状態」

×ブランドのタグが外れているもの

×防虫剤などの強いにおいが付着しているもの

×目立った黄ばみや、虫食い穴があるもの

×色焼けのあるもの

このように明確に告知しておくと、お客様にもわかりやすいと思います。

あくまでも一例ですので、お店の経営方針に合ったお取り扱いをされると良いと思います。

 

次にやるべきことは、お店側「ぜひとも買取りたい物」を明確にすることです。

 

売れやすい人気アイテム新しい物などは、みなさんなかなか手放そうとはしません。
「買ったばかりだから」とか「お気に入りだから」とか「買ったときは高かったから安い値段で手放したくない」などと、いろいろな理由があるからでしょうね。

そこで、「いま当店に売ってくれたらお得ですよ!」というのをアピールすることで、お客様の感情的な部分に訴えかけます。

これは大手リサイクルショップでもよくやっている「高価買取」です。

例えば 洋服の場合でしたら、

 
kaitori-list
 
上の画像のように買取りで持ってきてもらいたいブランドを指定します。

この高価買取表示をすることによって、「あのお店はこういうブランドを扱っているのか」、「ブランドを高く買い取ってくれるみたい」といった意識がお客様に根付いていきます。

さらに、

「TSUMORI CHISATO(ツモリチサト)/ ビッグキャット腕時計 ○○○○円~   高価買取中!

などと高価買取できるアイテムを直接指定して狙い撃ちするのも効果的です。

もしそのアイテムをお客様が持っていなかったとしても、同じブランドの他の腕時計を持ち込んでもらえる可能性が高くなります。

 

高価買取のブランドやアイテムを決めるときは、近隣にあるブランドのショップやセレクトショップなどを参考にすると良いでしょう。

買取りを持ち込まれるお客様は、たいていは近隣のショップや百貨店などでその品物を購入している場合が多いので、あなたのお店から近くて人気があるショップのブランドから高価買取指定していくのが最も効果的です。

最近では「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」「楽天ショッピングモール」「Amazon(アマゾン)」など、インターネットでも気軽に商品を購入できるので、ファッション誌などで人気のブランドやアイテムを高価買取すると良いでしょう。

それらのアイテムは、同じようにインターネット上でも販売しやすいからです。

他社のネットショップを見れば新品時の販売価格なども簡単に調べられるので便利です。

「売れやすいアイテムをいかに効率よく集めるか」に関しては、大手リサイクルショップなどでは永遠のテーマになっています。
これは買取りをするうえで最も重要な部分です。

インターネットを使ったオンライン買取りなどをも検討してみると良いかもしれませんね。(^^)




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