大手リサイクル企業がやっている古着屋の経営方法をこっそり教える、禁断の情報です

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16.古着屋の高価買取は誰が得をするの!?

高価買取は誰が得をするの!?

高価買取なんかやると、利益率がそれだけ下がってしまうんじゃないの?

 

「15.リサイクルショップの買取り手法~基本編~」で高価買取について触れましたが、今回はもう少し具体的に見ていきましょう。

近年では「ヤフーオークション」「Amazon(アマゾン)」などを利用すれば、個人でも気軽に不用品などを売ることができますね。

とくに人気アイテムなどは、「自分でヤフオクなどに出品して売ったほうがお金になる」と考えている人が多いようです。

そのため売れやすい品物などは、大手リサイクルショップも買取りで集めるのに苦戦しています。

大手も苦戦しているのに、小規模なお店が高価買取をやって意味があるのだろうか?

 

既にヤフオクなどで出品された経験があるかたはご存じかと思いますが、インターネット上で個人出品をするためには、それなりに手間がかかります。

品物をデジカメなどで撮影してその写真データをインターネット上に載せたり、品物のサイズを計ったり、売れやすいようにセールスレターを考えて書いたり、と一連の作業が必要になります。

そしてその手間をかけてせっかく出品しても、いつまでたっても売れないことだってありますよね。

ところがリサイクルショップや古着屋さんへ買取りとして持ち込めば、ものの数十分の時間でお金に換えられます。

この「その日のうちに、手間をかけることなくお金に換えられる」というのがポイントです。

この感情を揺さぶるためには、お客様のメリットになる部分を刺激しなければなりません。

早い話が……「買取り金額」です。

けっきょくはこれが最優先されます。
人間の心理として、少しでも高く売れる方法があるのなら、普通はまずそのやりかたを選ぼうとします。
けれど手間がかかったり、たとえ品物が売れても実際に代金が手に入るまでに時間がかかるようなら、もっと手っ取り早い方法を選ぶかもしれません。

例えば、あるブランドのバッグがインターネット上で、中古の状態で8,000円で売られていたとします。
他の個人のかたや他店などもそのアイテムを8,000円前後で売っているとしたら、それが相場になります。

もし8,000円で売れるのなら、誰もがその金額で売れることを期待するでしょう。
でも記述のとおり、すぐに売れるとは限りませんし、必ずしもその値段で落札されるとも限りません。

その同じバッグを、リサイクルショップや古着屋さんが、

「いまなら5,000円で高価買取いたします!」

と言っていたらどうでしょうか?
インターネット上の相場との差額は3,000円ですが、確実かつすぐにお金に換えられることを考えれば、お客様は買取りで持ち込むほうを選ぶかもしれません。

お店側にしてみれば8,000円で販売するものを5,000円で買い取った場合、粗利率(あらりりつ)は約38%しかありません。
確実に8,000円で売れるという保証もありませんし、値崩れして5,000円以下でしか売れなくなる可能性もあります。

高価買取をするにはそういったリスクが伴いますが、実はその人気アイテムを買取ることだけが目的ではありません
 
上記のバッグを例にすると、

「5,000円で売れるのなら、あのお店に持って行ってみよう」

とお客様が思ったとき、どうせお店まで行くのなら他のいらない物も一緒に持って行こう、と考えるのが普通ではないでしょうか。

お店側の狙いは、高価買取の品だけではなく、それに付随して他の物も一緒に売りに来ていただくことが目的です。
その中には、十分に利益が取れそうな買取品が混じっている可能性もあるからです。

さらに買取り離れ傾向にある客層に、とにかくお店まで足を運んでいただく、という目的もあります。
このように高価買取というのは、お客様の来店を促すといった、広告費てきな側面もあります。

高価買取のアイテム自体に直接的な利益はあまり無かったとしても、それ以外に付随するメリットがとても大きいのです。
しかも粗利率が20%~40%だとしたら、新品の商品を仕入れるのとほとんど変わりません。

それがお客様の来店を促す広告としての効果や、他の品物の買取りを増やす効果もあるのなら、やはりメリットはかなり大きいと思います。

大手リサイクルショップが広告費を支払ってでも高価買取のチラシを作って配っているのは、それ以上の大きな利益を見込めるからです。

お店の経営方針によって異なるかとは思いますが、高価買取にかける費用に関しては、広告宣伝費としての意味合いもあると思っておくと良いかもしれませんね。





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